「音」楽に「専」らのめりこみ「満」足と「充」実を多視点から伝えるブログ
 
2017年12月分お仕事リスト
いろんな編集者さま、アーティストさま、演者さまとお仕事させていただけたらうれしいです。ご連絡お待ちしております。
連絡先:s_o_518(アットマーク)yahoo.co.jp

◆STER EDGE 005(12/20発行)
【インタヴュー】
「Toshiya's Creativity」内 Toshiya×Hide TANAKA 対談

◆ニジ★スタ
【イヴェントレポート】
取引先・阪口大助社長を徹底解剖&リーデング事業のこぼれ話も――Kiramuneカンパニー#20 収録レポート

◆Skream! 2017年12月号(12/1発行)
【インタヴュー&ディスクレヴュー】
SHE'S『Wandering』
amazarashi『地方都市のメメント・モリ』
ねごと『SOAK』
katyusha『I Like Me』
LiSA『ASH』
BiSH『THE GUERRiLLA BiSH』
あゆみくりかまき『反抗声明』
【ライヴレポート】
Bentham@赤坂BLITZ
挫・人間@渋谷CLUB QUATTRO
灯火祭2017@高崎ライヴハウス3会場
【連載コラム】
・アブストラクト マイライフ vol.53
フジファブリック志村さんのこととSHE'Sインタビューこぼれ話

◆skream.jp
【ライヴレポート】
Permanent Vol.4@下北沢LIVEHOLIC
(act:ゆるふわリムーブ、ユアネス、神はサイコロを振らない、LINE wanna be Anchors)

◆ONE TONGUE MAGAZINE
【インタヴュー】
横浜発・異ジャンル同世代4バンド、身内ノリを飛び越えた結束――SMDRフロントマン座談会
【コラム】
ONE TONGUE AWARDS 2017 冒頭文
ONE TONGUE MAGAZINEの2017年を振り返る
ONE TONGUE AWARDS 2017 沖 さやこ 篇 年間ベストアーティスト
【ディスクレヴュー】
ザ・スロットル『A』
【2018.01.04 Thursday 12:37】 author : sayako oki
| 月別お仕事一覧 | - | - |
年末のご挨拶
いつも記事を読んでくださっている皆様、SNSやメールでリアクションやメッセージを送ってくださる皆様、ライヴで声をかけてくださる皆様、アーティストの皆様、ご関係者の皆様、友人の皆様、家族、2017年も大変お世話になりました。ありがとうございます。

今年はスクラップ・アンド・ビルドな1年でした。5月から8月は何かに取り憑かれてるレヴェルで公私ともに生き地獄でした笑 ずっと大事に守っていた縁が壊れてしまったり、ずっと堅実に積み重ねていたものが一気に奪われてしまったり。絶望感しかなかったですねえ〜。生きた心地がずっとしなかった。

でも、疎遠になっていた縁がまたつながったり、新しい出会いがあったりと、なくなるだけではなかったのが救いでした。絶望感のなかでいろんなことを考えたし、自分がどういうスタイルで書いていきたいのか、自分がどうしていきたいのか向き合うことも多かったです。大人になればなるほど、なんとなくやり過ごすことが増えていくけど、なんとなくのまま生きていったら自分はだめになると思った。自分を見つめ直すいい機会だったのかなと思っています。

いろんなことに気付けた1年でした。それはいろんなことを乗り越えられたからだし、乗り越えることになったのは失うものが多かったからだと思います。つらかったし、いまもつらいけど、いい年だったし、幸せだなと思います。わたしがこうしてライターの仕事をするという夢を叶えているのは、関わってくださっている方々、かつて関わってくださった方々、みなさんのお陰だと心の底から思います。縁が途切れても、その事実は変わりません。ずっと忘れたくないし、ずっと大事にしていきたいことです。

乗り越えないといけないことはたくさんあるけれど、時には落ち込みながら、前向きにサヴァイヴしていきたいものです。青くさく真摯に謙虚にまっすぐ向かい合っていきたいと思います。長々独り言、申し訳ございません。お読みいただきありがとうございます。来年もどうぞよろしくお願いいたします!
【2017.12.31 Sunday 01:52】 author : sayako oki
| 閑話/寫眞/取材記 | - | - |
2017年11月分お仕事リスト
いろんな編集者さま、アーティストさま、演者さまとお仕事させていただきたいです! 〆切守ります手抜きしません! ご連絡お待ちしております。
連絡先:s_o_518(アットマーク)yahoo.co.jp

◆LiNK. Vol.002 音楽と人増刊(11/16発行)
【「サンリオ男子」特集】
・原作プロデューサー 皆川美穂氏 インタヴュー
・アニメ制作プロデューサー 松岡貴徳氏 インタヴュー

◆BARKS
【インタヴュー】
イトヲカシ、「王道の音楽を作りたい」
【特集記事】
BiSH、一筋縄ではいかない無敵の“楽器を持たないパンクバンド”

◆ニジ★スタ
【インタヴュー】
浪川さんを使って僕の好きなことをやる――Uncle Bomb 3rdミニアルバム『No Way, But』インタビュー(前編)
吉野くんは僕に言いたいことバンバン言いますよね?――Uncle Bomb 3rdミニアルバム『No Way, But』インタビュー(後編)
【イヴェントレポート】
総務部・浪子とのデートシミュレーション!恐怖(?)の東京新旧デートスポットめぐり――Kiramuneカンパニー#19 収録レポート

◆Skream! 2017年11月号(11/1発行)
【インタヴュー&ディスクレヴュー】
Brian the Sun『カフネ』
ORESAMA『流星ダンスフロア』
【ライヴレポート】
cinema staff@日比谷野外大音楽堂
新里英之(HY)×稲村太佑(アルカラ)@下北沢LIVEHOLIC
【ディスクレヴュー】
CIVILIAN『eve』
SHE'S『Wandering』
【連載コラム】
・アブストラクト マイライフ vol.52
ミューズ音楽院・ミューズモード音楽院のゲスト講師として登壇してきました

◆skream.jp
【インタヴュー&ディスクレヴュー】
SHE'S『Wandering』
katyusha『I Like Me』
LiSA『ASH』
BiSH『THE GUERRiLLA BiSH』
あゆみくりかまき『反抗声明』
【ライヴレポート】
挫・人間@渋谷CLUB QUATTRO

◆激ロック 2017年11月号(11/10発行)
【インタヴュー&ディスクレヴュー】
MERRY『エムオロギー』&47都道府県ツアー「システムエムオロギー」

◆ONE TONGUE MAGAZINE
【インタヴュー】
若手カメラマンは写真でどう生き残る? 本音と悩みと大きな夢
【ライヴレポート】
自由奔放な狐たちの10周年を祝す爆音と狂乱の祭典――FOX LOCO PHANTOM 2017.10.10 at代官山UNIT
【2017.12.04 Monday 16:41】 author : sayako oki
| 月別お仕事一覧 | - | - |
主観
音楽メディアで働くことを目指して音楽系の専門学校に入った。専門学校2年生の在学中にインターンとしてライターさんのアシスタントを始め、「ライヴレポート書いてみる?」と言われて生まれて初めてライヴレポートというものを書いた。その当時田舎住まいのわたしはライヴハウスに行くのも年に3回が限界だった。ライヴレポートを読むとライヴに行けないことが悲しくなるから、ライヴレポートというものを読んだこともあまりなかった。

ノウハウがわからないまま書いたライヴレポート処女作はぎったぎたに言われてボツになった。どんなことをぎったぎたに言われたのかは記憶から抹消したらしくさっぱり覚えていないが、そのとき言われた言葉で唯一覚えている言葉がこれだ。

「沖さんがどう思ったのか、どう感じたのか書かないと意味ないんだよ」

同じようなことを音楽評論家の講師にも言ってもらったことを思い出す。音楽について文章を書く世代の違うおふたりがこう言うのだから間違いないと思った。文章は「自分がどう思ったか」を書くことが正しいと信じた。それは自分自身の感覚を信じることでもあった。

でも誰もがそういう考え方を持っているわけではなかった。「沖さんの文章は主観が強すぎる」と言われたこともあるし、自分の主観の部分がオールカットされて世に出たこともある。「これじゃ載せられない」「歌詞について触れる必要はない」「あなたの感覚の比喩は要らない。もっとどんなジャンルなのか、どんな音楽に似ているのか書いてくれ」――自分の信じたことが真っ向から否定されることは少なくなかった。

自分はどういうものが書きたいだろうか? そう考えたとき、やっぱり自分なりにアーティストにスポットライトを当てたい、自分なりにそのアーティストの音楽を言葉で表したいということだった。そのとき「自分がどう感じたかを書くこと」は必要不可欠だった。「尊敬と配慮は忘れずに自分の主観を書こう。それで嫌われたなら仕方がない。相性が悪かったとしかいいようがない。当たり障りのないものが書きたいの? 違うでしょう?」。そう自分に言い聞かせながら書き続けてきた。

今日届いた編集さんからのメールにこう書いてあった。「沖さんの主観をいろいろ織り交ぜてほしい」。「好きな気持ちを存分に出してくれて構わない」や「自由に書いていただいて結構です」と言われることも多く、その答えとしてわたしは主観を書き続けてきたけれど、こんなにストレートに自分の主観を求められたのは、7年半の人生で初めてだった。何気ない一言だったと思うが、わたしはなんだかとてもうれしくて、涙があふれてきてしまった。

自分の主観が正しいとは思っていないし、間違っていてもいいと思っている。わたしの「わたしはこう思う、こう感じたよ」が、誰かの何かしらの刺激になることを願って、わたしは今日も文章を綴る。
【2017.11.25 Saturday 00:15】 author : sayako oki
| 閑話/寫眞/取材記 | - | - |
2017年10月分お仕事リスト
いろんな編集者さま、アーティストさま、演者さまとお仕事させていただきたいです! 〆切守ります手抜きしません! ご連絡お待ちしております。
連絡先:s_o_518(アットマーク)yahoo.co.jp

◆ミューズ音楽院/ミューズモード音楽院 ゲスト講師
「プロデュース・ラボ」登壇

◆Brian the Sunオフィシャル案件
【ライヴレポート】
・ブライアンフェス@赤坂BLITZ
(act:Brian the Sun、THE ORAL CIGARETTES、SPECIAL OTHERS、感覚ピエロ)

◆PAPER DI:GA Vol.264(10/1 発行)
【インタヴュー】
・HINTO「LAST NIGHT」インタヴュー

◆DI:GA online
【コラム】
安部コウセイ(HINTO)が語るふるさとのこと。誰にも言えなかった父親・安部慎一(漫画家)への悩みを打ち明けた、大浦池での魚釣り話。
安部コウセイ(HINTO)の愛用品。「ワンタンスープと練り香水」

◆ニジ★スタ
【イヴェントレポート】
梅原裕一郎、中島ヨシキ、西山宏太朗、花江夏樹がコント、ゲーム、トークに奮闘!――天津向プロデュースのアニメと音楽の祭典『アニ×ワラ Girls Site SP』レポート

◆Skream! 2017年10月号(10/1発行)
【インタヴュー&ディスクレヴュー】
ベイビーレイズJAPAN『THE BRJ』
挫・人間『もょもと』
【特集記事】
brainchild's『brainchild's TOUR 2017 G?? パイロット盤』
【ライヴレポート】
HAMMER EGG vol.7@shibuya eggman
(act:ircle、WOMCADOLE、LOCAL CONNECT、The Floor、kobore)
【ディスクレヴュー】
THE ORAL CIGARETTES『BLACK MEMORY』
HINTO『LAST NIGHT』
【連載コラム】
・アブストラクト マイライフ vol.51
Shout it Outのライヴを1年間観てきて思うこと

◆skream.jp
【インタヴュー&ディスクレヴュー】
ORESAMA『流星ダンスフロア』
【ライヴレポート】
新里英之(HY)×稲村太佑(アルカラ)@下北沢LIVEHOLIC

◆激ロック 2017年10月号(10/10発行)
【ディスクレヴュー】
SPYAIR『KINGDOM』
彼女 IN THE DISPLAY『GOLD EXPERIENCE REQUIEM』
【2017.10.27 Friday 01:52】 author : sayako oki
| 月別お仕事一覧 | - | - |
歌詞=
この前眼科で気球で視力測って、使ってる眼鏡の度数を調べられたあとに、人力の視力検査をしたんですけど、わたし片目0.02レヴェルのド近眼なもんで、裸眼を測るときには視力検査の盤面ではなく、看護師さんがランドルト環が描かれた紙を手に持って、それで測るんですよね。そんな感じで看護師さんに「わかりません」と言うと「だよねー、わかんないよねー笑」と言われ、「右……?」と答えると「えっ、意外と見えてるね!」と驚かれるという、いやいや確かにド近眼だけども患者相手にそのリアクション人間味あふれすぎやろ。楽しかったです。

今日は付き合いもまあまあ長くなるバンドにインタヴューをしました。わたしはもともと歌詞の意味とかを聞くのが苦手というか、なんか俗っぽくなるから好きではないんですね。もちろん込めた想いを話してくださるなら、それはとてもうれしいし「ああそういうことなのか」とも思えて面白いんですけど。自分から積極的に歌詞の意味を解剖していくことに興味がないんです。

それってなんでなんやろー、と自分自身に対してもずっと思ってまして。たぶん、ほんまに知りたいことなら、聞いてると思うんですよ。でも聞かないということは、やっぱそんなに知りたいと思ってへんねやろなーと。

そんで今日インタヴューをしていて思ったんですよね。歌詞って言葉じゃないねんな、音楽なんやなと。歌詞は音楽の一部とかではなく、歌詞そのものが音楽なんですよ。音でやっていることを言葉でやっているのが歌詞なんじゃないかと。

このギターの音は海みたいだね、とか言ったりすると思うんですけど、それとまったく一緒ですよね。その歌詞でイメージが膨らむとか、そういうのでいいと思うんです。

もちろん最後まで走り抜けて〜みたいな直球メッセージがドン!と乗った歌もあるし、そういう音楽の強さというものもあると思うんですよ。フォークソングなんてまさにその極みだと思うし、思想と言うものを伝えるツールとして音楽というのは持ってこいなんだろうなというのもよくわかる。

音楽というかたちのないもの、目に見えないものは、心というものにいちばん近い存在なのかもしれないなあと思ったりします。空気の振動だから、音というものは。言葉にしなくても伝わる気持ち、みたいな感じというか。歌詞も同じように、理解するというよりは、感覚で掴めるものでいいんじゃないかなあ、というかそういうものが素敵だなあと思ったりします。

ググればなんでも正解が出てくるこの時代、不確かなものがあってもいいんでないかい。その不確かさのなかで自分の大切な何かが見つけられたら、それは一生ものだなと思います。
【2017.10.20 Friday 19:00】 author : sayako oki
| 閑話/寫眞/取材記 | - | - |
心のノイズ
基本的にひとりなので、仕事で小さい違和感を覚えたときに、かしこまってではなく日常会話的にさらっと相談できる相手がいないというのは、結構しんどいものだなと思ったりする。

いまも小さい違和感があり、それがずっと小さいノイズのようにまとわりついている。歯に野菜の繊維が挟まっているような状態。そんなノイズを気にしていたら何もできないことも重々承知のうえだが、様々なノイズが積み重なって大きな音になったとき、人間は限界に達するのだと思う。ノイズは放置して消えることは少なく、寧ろ小さなノイズはどんどん大きな音になっていく。歯に野菜の繊維が挟まりっぱなしだとどんどん腐敗し歯を蝕んでいくのと似ている。

歯に挟まったら楊枝か何かで取り除くべきだし、毎日歯磨きをすることが虫歯予防にもなる。自分を守るためにも、自分の意見は言わなくてはいけないなと思う。もちろんそのときに相手への配慮は忘れてはいけない。

飲み込まれるのも、見て見ぬふりをするのも、放置するのも、とてもラクなこと。だがラクなことは必ずしも幸せなこと、楽しいことであるとは限らない。頑張ることや努力することは、我慢することではない。
【2017.10.19 Thursday 14:40】 author : sayako oki
| 閑話/寫眞/取材記 | - | - |
2017年9月分担当記事リスト
いろんな編集者さま、アーティストさま、演者さまとお仕事させていただきたいです! 〆切守ります手抜きしません! ご連絡お待ちしております。
連絡先:s_o_518(アットマーク)yahoo.co.jp

◆髭(HiGE)オフィシャル案件
【ディスクレヴュー】
配信限定リリースライヴ音源『すげー!すげー!すげー! Live at LIQUIDROOM』

◆DI:GA online
【インタヴュー】
HINTOのおいしいところはここ!楽曲制作も演奏も、メンバーのパワーバランスが大事、という安部コウセイに、1st EP「LAST NIGHT」やツアー、さまざまを問う。

◆ニジ★スタ
【イヴェントレポート】
女子アナ“ヨナパン”誕生!?代永翼営業部スイーツ担当とお台場夢大陸で激アツのアナウンサー研修!――Kiramuneカンパニー#17 公開収録レポート

◆Skream! 2017年9月号(9/1発行)
【インタヴュー&ディスクレヴュー】
ねごと『空も飛べるはず/ALL RIGHT』
amazarashi『空に歌えば』
WOMCADOLE『アオキハルヘ』
H△G『夏の在りか』
鳴ル銅鑼『汎神論』
あゆみくりかまき『絆ミックス』
【ライヴレポート】
BiSH@幕張メッセ イベントホール
空想委員会@中野サンプラザホール
HOWL BE QUIET@赤坂BLITZ
cinema staff@LIQUIDROOM ebisu
【ディスクレヴュー】
ヤバイTシャツ屋さん『パイナップルせんぱい』
Mutemath『Play Dead』
【連載コラム】
・アブストラクト マイライフ vol.50
WOMCADOLEのメンバーの個性のばらばら具合は○○のよう

◆skream.jp
【インタヴュー&ディスクレヴュー】
ベイビーレイズJAPAN『THE BRJ』
【特集記事】
brainchild's『brainchild's TOUR 2017 G?? パイロット盤』

◆ONE TONGUE MAGAZINE
【インタヴュー】
地方でも東京でもない“横浜町田”で生まれる若者のリアルなクリエイティヴィティ――3ピースバンドMade in Me.が持つローカルのプライド
【対談】
人情の街・亀有に音楽を――朝倉 駿×大泉スバル「葛飾スクランブル2017」開催記念対談
【ディスクレヴュー】
甘い夢のようにロマンティックな、平熱の現実世界――PAELLAS 『D.R.E.A.M.』
【MV紹介記事】
amazarashi『空に歌えば』
【2017.09.30 Saturday 11:36】 author : sayako oki
| 月別お仕事一覧 | - | - |
「わかりやすい」とか「読みやすい」とか
レヴューでもライヴレポートでもインタヴュー原稿でも「わかりやすい、読みやすい」と言ってもらうことが多い。これ、めちゃくちゃうれしいです。わたしは中学時代に音楽雑誌に目覚めた人間なので、過去の自分みたいな中学生の子たちにも受け取ってもらえるものにしたいと思っています。難しいことを難しく言うことに興味はないし、小難しく言うことは簡単です。わたしは10代の頃に純文学を読んで育っているのですが、純文学には無駄なものがなく、難しいのは言い回しではなく言葉で(誤謬、みたいな言葉自体の意味が難しい)。言葉の意味がわかればスルッとマロニーみたいに食べられる。わたしはそういうものが美しいと思う。わかりやすくて俗っぽくならない。これはわたしが原稿を書くうえでのテーマでもあります。むずかしいけれど。

インタヴュー原稿も読者さんやアーティストさんから「わかりやすい」と言ってもらうことが多くて、今日は編集さんから褒めていただけてめっちゃうれしかったのでうきうきして調子に乗ってこんなブログを書いています。すみません。わたしもアマチュアライターのころは喋り言葉をそのまま文章で再現して臨場感出そうとしていたところがある。でも書いていくうちに「こうしたほうが読みやすいかも」という方法を試していくようになりました。

それで1年くらい前かな? とあるインタヴュー記事を読んだんです。話し言葉をそのまま文字に落とし込んだ記事で、臨場感云々の前に「わ、読みづらいな」と思ってしまったんですね。わたしはその人と対面したことがないから本人のイメージは全然浮かばないし、読みづらいから言ってることが頭に入ってこないし。そのときに「臨場感を伝えたくて言葉をそのまま文字に落とし込むのはインタヴュアーの怠慢なんじゃないかな」と思ったのです。

読者さんは現場にいないわけで、話し言葉はもともと文章になるべきものではない。だとしたら、実際面と向かって話を聞いたライターが、発言者の言葉の温度やニュアンスを殺さないで発言者の話した言葉を文章というものに落とし込んで、なおかつその場の空気感を感じさせるものにするべきなんじゃないか。わたしはずっと、インタヴュー原稿において文章からもアーティストの人となりを感じられるものにしたい、読者さんがわたしと一緒にアーティストの話を聞いているものにしたいと思ってきたんだけど、そのために必要なことを気付かされた感覚がありました。

それに気付いてから、わたしのインタヴュー原稿は変わった(というよりは洗練された)と思っています。1年前に書いたインタヴュー原稿をこの前読み返したら結構読みづらくて、うわー恥ずかしいー修正させてほしいーという気持ち。

アーティストの伝えてくださった言葉の核心をちゃんと文章の前面に出せるような原稿にしたいな〜と思っています。頭と感性をフルに使う仕事だから、まじでやりがいあるんですよね。仕事すればするほど寿命が縮まっている感覚すらするし、それが気持ちいいなと思っちゃう。んー、しがみつきたいな。がんばります。
【2017.09.16 Saturday 00:53】 author : sayako oki
| 閑話/寫眞/取材記 | - | - |
ONE TONGUE MAGAZINE 記事後記 〜Made in Me.編
地方でも東京でもない“横浜町田”で生まれる若者のリアルなクリエイティヴィティ――3ピースバンドMade in Me.が持つローカルのプライド
http://one-tongue.net/2017/09/07/3158/

本日、ワンタンマガジンでMade in Me.のインタビュー記事をアップしました。ワンタンマガジンでは初めての地の文+発言タイプの記事です。地の文+発言タイプの記事はあんまり長いインタヴュー記事に向かないかな? というところもあるので、いつもはQ&Aタイプにするんだけど、ちょっとした事情がいろいろありまして。

実はこちらのメンバーさんの回答は、わたしがメールで送った質問に対してメンバーさんがメールで返信してくださったものなのです。すなわちメールインタヴューですね。わたしもお仕事でメールインタヴューよくやるんだけど、正直言うとメールインタヴューが記事になるのがどうも苦手なんです。Q&Aタイプなのに、なんかちぐはぐで違和感があるじゃないですか? わたしだけかな? だからワンタンではあまりそれをやりたくないな……って感じがして、じゃあ地の文+発言タイプの記事にしよう、と。メールの返信を地の文+発言タイプの記事にしたのは、過去にcinema staffのDVDにまつわる原稿でやったことがあったので、そのメソッドを利用しました。

Q&Aタイプの原稿はライターがどれだけ裏方になるか(どれだけちゃんとインタヴュイーにスポットを当てられるか)も大事になってくるんだけど、地の文+発言タイプの原稿は、ライターの文章力が試される部分も大きいです。だから「インタヴュー記事ならば、地の文+発言タイプこそライターの仕事だ」という方々もいらっしゃいます。というのもあり、いつもと違う気合いが入りました。おまけにこれだけ長い地の文+発言タイプの原稿を書いたのは、駆け出しのときに恩師の冊子に寄稿したとき以来だったので、結構体力を使いました。でも書いているときの興奮と、書き上げたときの達成感はものすごいな〜。それもこれも、心のこもったお返事をMade in Me.のみなさんがしてくださったからです。本当にありがとうございます。

Made in Me.はわたしがたまたまYouTubeの自動再生で辿り着いたバンドです。「19hours」という曲の衝撃が強すぎて、それ以外のYouTubeにアップされている曲を全部聴いて、「ほかの曲もいいな」と思いすぐコンタクトを取りました。そのちょっと前に「わたしはバズる売れるバンドを探したり当てたりプッシュしたいんじゃない。自分がいいと思うバンドのCDを聴いてほしい&ライヴに行ってほしいだけなんだよな」ということをちゃんと自覚したタイミングでもあったので、それをただ衝動的に実行しました。

いまオーバーグラウンドに存在するものも、すべてはアンダーグラウンドから始まっている。頭ではわかっていました。だけど東京以外のアンダーグラウンドにこれだけ強い意志が通っている空間があることを目の当たりにし、一人ひとりの自主性や、そこでしか感じられない想いが爆発を肌で感じ、わたしは強い刺激を受けました。

遠征の地に選ばれない町田、全国ツアーでスルーされがちの横浜。まだ詳しく知らないわたしがこんなことを言うのはおこがましいと思うけれど、「こんなに素敵な世界があるんだよ」という高揚を、新鮮なうちに、熱いうちに伝えたかったのです。全然有名なライターでもないし、影響力もないけれど……。でもネームバリューではなく文章そのものを認められてきたというプライドと、文章そのものを認めてくださる方々がいらっしゃるという感謝の気持ちのふたつがあるから、この記事を読んでほしいです。いいと思ったら記事を広めてほしいです。

Made in Me.の活動の面白さを伝えたいという気持ちもあるし、あなたの住む街のアンダーグラウンドにも同じような場所があるかもしれません、というメッセージでもあります。わたしの住む小田原にもね。

この記事がひとりでも多くの人に届くことを願っています。
【2017.09.07 Thursday 18:35】 author : sayako oki
| 閑話/寫眞/取材記 | - | - |
 
著者近況
▼ようこそいらっしゃいました! こちらはフリーランス音楽ライター沖さやこによる個人ブログです。熱量を大事にしながら、嘘をつかずに文章を綴っています▼「本音で語る音楽人」をテーマに掲げた音楽系ウェブマガジン「ONE TONGUE MAGAZINE(ワンタンマガジン)」を運営しています。自主制作なのでお金は絡んでません▼書くお仕事頂けたらとても嬉しいです。詳細はプロフィールをご覧くださいませ

【動作確認】
・Google Chrome

LINE@

管理者ページ



携帯電話閲覧
推薦作品
推薦作品
スペースシャワー列伝~宴~
スペースシャワー列伝~宴~ (JUGEMレビュー »)
オムニバス, MO’SOME TONEBENDER, NAHT, 怒髪天, fOUL, キセル, YOGURT-pooh
 
【エレキのグルー】にしびれていいかい
 
推薦作品
 (JUGEMレビュー »)

テンションだだ上がり
 
推薦作品