「音」楽に「専」らのめりこみ「満」足と「充」実を多視点から伝えるブログ
 
心と頭、情熱と技術
最近ほとんどライターの仕事しかしてないからかもしれないけど、言葉というものにも敏感になってくるようになりました。この前、とある言葉に当てられて吐き気が止まらなくなってしまって、頭はくらくらするし、どうしようもなくて。その数日後にその言葉がずらずらっと大量に並んだ画像が目に入ってしまって、慌ててブラウザ閉じたんだけど手遅れでした…………何があったかはご想像にお任せします。

とあるアーティストさんに取材しているとき、「沖さんの文章は、やっぱり沖さんなんですよ」と言っていただきました。こんな機械でもともと設定された無機質な文字という造形の羅列に、自分自身が投影されていて、それが第三者にも伝わるというのは、本当に不思議なことだと思う。

わたしは真心や熱量が何よりも大事だと思ってるんだけど、そこにロジカルな要素を足すのが好きです。たとえば、この「たとえば」を漢字にする、ひらがなにするだけでイメージは変わると思う。それは自分にとってロジカルなことでもあるし、微細な表情を作ることでもある。そういう作業がとてもたのしい。

どこに読点を置くか、どこで文章を区切るか。どこをひらがなにしてどこを漢字にするか。どこで段落を区切るか。ここは不要なんじゃないか。ここはもっと丁寧に書くべきなんじゃないか。ここはもう少し勢いを出すべきなんじゃないか。そういうときは大体頭を使っている。心が頭をコントロールして、頭が心を調整しているような感じ。全部脳の信号だと言われればそれまでなんだけど、わたしは「こころ」という概念を信じているので、いい感じに心と頭を使っていけたらいいなあと思います。

音楽もそれに近いんじゃないかなあと思う。技術よりも大事なことってもちろんあるし、うまいだけの音楽はつまらないんだけど、技術は表情を作るうえで必要不可欠なことというか、気持ちをさらに具体的に伝えられるギミックだと思っている。ただ笑うのではなく、目を細めたり、右の口角だけ上げたりとか、そういうことができるのが技術なんじゃないか。そういう意味で技術を磨くのは大事なことだと思うのです。技術に甘んじたらだめだけど。

心をこめて作っていけば、意識せずとも人の顔は出てくるし、どんなものでもエモーショナルになると思う。わたしが尊敬するアーティストはそういうひとたちばかりだし、自分もそういうものを書いていけたらいいなあ
【2017.03.06 Monday 16:59】 author : sayako oki
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青と風と光ときみと


ということで、その原稿の対象となる作品が入ったiPodを持って海に行ったのですが、高波がすごくて浜に入れないようになっていました。入れぬのならば仕方ない。iPodでその作品を再生し、特に当てもなくあたりを散歩することに。

冬とは思えないあたたかさ。風が強くて、空は青くなったり灰色になったり、だけどすごく日の光が眩しい。イヤホンから流れる音楽が、身体を動かすごとに目の前の景色や、風と光とともに身体に入っていくようでした。本当は海と空の青を吸収したくて外に出たんだけど、歩いていくうちに「空のした、風が吹くなか、道を歩く」という状況のほうがこの作品を身体に入れられる、海に行けなくて良かったんだ、と額に滲んだ汗を拭いました。

そのあととある曲のイントロが流れ出したとき、わたしの左側には海が見えました。そのギターのアルペジオのきらめきは、まさしくわたしの前に広がるそれとまったく同じでした。高揚しました。こんな好タイミングで流れるなんてすごい偶然じゃないか。それ以降さらに自分のなかにその音楽が染み込んでくる感覚があって、途中何度も衝動的に走り出しそうになりました。

アルバムも終盤。「家に着くくらいにこのアルバムも終わったらドラマチックだな。でもまさかそんな偶然あるわけないよな〜」と心のなかでつぶやく。何も考えず家に戻り、鍵を差し込んで回した瞬間に、イヤホンから流れる音は止まりました。

ちょっと奇跡みたいだった。導かれるようだった。そういう奇跡を呼んでくれるバンドって、いるよね。彼らはわたしにとってそういう存在なのかもしれません。5日間引きこもってたからいい気分転換になったし、近所を昼間歩いたの初めてだった。あのとき肌で感じた風のような文章を書けたらいい。
【2017.02.23 Thursday 16:45】 author : sayako oki
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「ポニキャン50TV」4バンドヴォーカル対談後記
ニコニコ生放送、LINE LIVE、Abema TV、YouTube Live同時配信の「ポニキャン50TV」内で放送された、「cinema staff×HOWL BE QUIET×Shout it Out×SuGスペシャル対談」の司会進行を担当いたしました。ネット放送に出て司会をする経験なんて生まれてこのかた初めてだったので、お見苦しい点も多々ありましたが……。見てくださった方々ありがとうございます。

なぜわたしが今回の対談の司会進行になったかと言いますと、4バンドそれぞれに取材をしていたからです。cinema staffは全国デビューのタイミングから知っていて、ライター2年目時代からお世話になっているし、HOWL BE QUIETとShout it Outはインディーズ時代からお付き合いがあって、SuGのことも活動初期から知っていて何度かインタヴューをさせていただいたことがあります。わたしがインタビューしてるとこ何回も見てはるポニーキャニオンのキリスト様(シネマとハウルのA&Rさん)いわく「普段のインタビューみたいな空気でやってくれればOK」とのことなので、その言葉を素直にそのまま受け取り実行しました。

ライターのやるインタビューと映像の司会って、全然別物なんですよ。雑誌とかのインタビューは素材集めなんですよね。話題も行ったり来たりして、ちょこちょこ間に雑談挟んで空気をやわらかくしたりしながら、とにかくたくさん発言を集めて、そこから記事を作るにあたって取捨選択していくの。でも司会進行の場合は、最初から流れを考えなきゃいけないし、最初から完成品でなければいけない。おまけに画のことも考えなくてはならない。仕事の内容が全然違うんです。頭ではわかってたけど、実際やってみて痛感しました。

でも今回の企画はキリスト様いわく「普段のインタビューみたいな空気でやってくれればOK」とのことなので!!(二度目) そこんとこご了承くださいませ!!

というわけで前置きが長くなりましたが。。

収録は10月3日の深夜0時過ぎ。あまり交流がないとはいえ挨拶くらいはなさっているだろうと思ってたら、楽屋で次々と「はじめまして」の挨拶をする4人。ここで第1回目の「まじか」です。そして収録直前に打ち合わせでキリスト様から「1組ずつ流すMVをきっかけに沖さんから話を膨らませてくれ」との要望が。台本の振りと違う! 第2回目の「まじか」です。OAでも話になったとおり楽屋も各チーム内で話すか、わたしがひとりひとりとちょこちょこ話すか、たまにハウル竹氏とシャウト彰馬くんが喋るくらいで、わいわいした空気は特になし。3回目の「まじか」です。まじか〜まじか〜まあそうか〜ま〜じ〜か〜〜パニック!!

だから「青春エピソード」「メンバー同士の仲はどう?」とか、わたしが収録中にその場で突発的に考えたネタを4人にぶっ込むという荒業です。ここでMVを流すよ〜という番組の枠組みは決まってたけどそれ以外結構行き当たりばったりで笑、それでもちゃんと質問に答える4人はやっぱりプロミュージシャンですね。インタビューももちろんその場でぶつけられた質問に答えるというスタイルなので、それがそのまま実現できたものではないかと。

並び順は下手からABC順。先輩が後輩をサンドイッチする感じになって画的にもバランスが取れて良かったと思います。SuG武瑠さんは3人だけでなくわたしにもぽんぽんツッコミを入れてくださったのでわたしも緊張がほぐれたし、いちばんお付き合いの長いシネマ飯田さんが隣にいてくださったので安心感がありました。おふたりのいいアシストがあって、ピンチの部分もなんとか回避できました。竹氏は誠実なコメントで場をピシッと締めてくださったし、彰馬くんは無垢な素直さで場を盛り上げてくださったし。ほんと個性それぞれの、素晴らしいフロントマンのみなさん様様でございます。

4バンドとも知っているわたしでも初めて聞くお話がたくさんあって、収録は緊張したけど楽しかった! というわけでわたし、もっとお喋りも上手になります。こんなわたくしに貴重な機会を与えてくださったキャニオン様には心から感謝いたします。喋りが下手とか4人だけで良かったとか振りが雑とかもっと掘り下げろとかコメントあって心折れそうだけど笑、今後これ以下ってことはないんで。いろいろ全部がんばります。

実際のインタビューならもっとわたしも自分の見解を話すし、それぞれの発言の端々について言及しているので、またちょっと違った感じですけど、インタビュー中の雰囲気は伝わったのではないかと。MVが流れている間もみんなでおしゃべりしてましたし、空気感的にはすごくいいものになったと思います。いつかこの4バンドの対バン観たいなあ。そのときはぜひともレポート書かせてください!笑
【2016.10.10 Monday 13:30】 author : sayako oki
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TV
沖さやこ初のTV出演(おまけに地上波)のMUSIC B.B.見てくださった方々、お話を下さったキングレコード様、貴重な機会を本当にありがとうございます。

いや〜ド緊張しまくって全然話せなかった……。ひとりでカメラを見てアーティストの魅力について喋るというのがこんなにも難しいことだったなんて!!!!!!! もっと練習してから行くべきでした。。ああ。。。今後はペンだけでなくトークも精進します。。

月曜日に青森秋田栃木京都鹿児島、火曜日に東京愛知岡山香川、水曜日に新潟群馬千葉広島愛媛佐賀熊本、木曜日に富山兵庫福岡長野、金曜日に北海道神奈川和歌山、土曜日に福島山梨沖縄、日曜日に鳥取島根高知山口、そしてBS放送でBS12トゥエルビ、ケーブルでJ;COMテレビと、全国で放送される番組に出ることになるとは、お話を頂くまで考えもしませんでした。わたしは容姿にまったく自信がないし、TV出演をしたいなんて思ったこともなかったので、本当にわたしにとってはごほうびのようなものです。

全然お喋りできてないものを見てもらうのはとっても恥ずかしいから告知するのもやめようかなと思ったんですけど、「TV出演」というのは「いま頑張ってるよ!」ということのメタファーのひとつになるよなあ、と思い、いろんなひとにTV出演することを伝えました。普段連絡を取らない親戚にも伝えたりして。うちの家系はエリートばっかりなので、わたしはそういうものを全部捨てて自分の好きなことを目指したことに後ろめたさもあったりしたんですよね。音楽ライターなんてご年配の方々にはなかなか理解してもらえない仕事だし。画面を通して頑張ってることが伝えられたらいいなと。

ライターになる前からお付き合いのあるひと、ライターになってからお付き合いを始めたひと、いろんなひとに連絡をしたけれど、親戚以外はライターになってからお付き合いを始めたひとのほうがたくさん放送を見てくださった気がします。昔からの友人知人に見てもらえなかったのはちょっと寂しかったけど、それが生きる場所が違うということなんだろうなあ、そのひとのなかには「ライターの沖さやこ」の居場所はないんだなと思いました(もしかしたら「沖さやこ」の居場所もないのかもしれない……)。そしてライターとしてのわたしを知ってくださっている方々が放送を見てくださったということは、自分はライターとして活動できているんだなと、いい意味でドライに捉えることができました。そうやってひとはどんどん環境を変えていくんですね。

わたしはまだ怖くて放送を見ていないんですけど、録画を見た母が「さやこめっちゃ緊張してたわ〜。でも昔のあなたのことを考えると、すごく頑張ってるなと思ったよ。ちょっと前のあなたなら断ってるだろうから」と言っていて、胸にじーんと来ました。うれしそうだったのもうれしかった。中学時代に容姿を散々からかわれたことで中学から10年前まで対人恐怖症だったし、いまもその名残はあるし、引っ込み思案なのは変わらないし。インタヴューにしてもワンタンマガジン運営にしてもそうだけど、「音楽について文章を書きたい」「ライターという仕事をしていたい」という気持ちだけで苦手なこともつらいことにも挑戦してきた自分は、めちゃくちゃピュアなお馬鹿さんだなと思います。

すごくいい経験をさせていただきましたし、わざわざ朝の4時に起きてOAを見てくださったというお話を聞いて、さらに頑張らないと! もっともっとたくさん書いていろんな経験をして面白いことをたくさんしたいなと思いました。ちゃんとお喋りできるようになりたい!! お喋りできるようになります!! もちろん文章もインタヴューもがんばります!!!
【2016.09.04 Sunday 20:41】 author : sayako oki
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弟とライヴに行ってきた
※めっちゃ普通の日記です

わたしと弟は音楽の趣味が違います。わたしはロックやオルタナ、ポストロック、エレクトロニカが好きで、弟は海外のポップスやクラブミュージック(主にいい匂いがしそうなセクシーで美人なお姉ちゃん)が大好き。かぶるところと言えばヒップホップとエレクトロくらいかなあ。でも去年の秋、彼の大好きな遊戯王ARC-Vというアニメのオープニングテーマに、わたしがいつもお世話になっていて大好きなバンドのひとつでもある、cinema staffが起用されました。

姉弟間でお互いがとても好きなものが混じり合うという経験はこれが初めてでした。弟はcinema staffが遊戯王ARC-Vのために書き下ろした「切り札」という曲のことを、ものすごく作品のことを理解している素晴らしいオープニングテーマだと大絶賛。わたしもシネマきっかけで遊戯王を見るようになったし、弟も遊戯王きっかけでcinema staffに興味を持つようになりました。わたしは弟の「切り札」の解釈をインタヴューで活用しました笑

わたしがシネマのライヴに行くたびに弟は「姉さんは生で切り札聴いてくるんだね」と羨ましそう。そして弟から「cinema staffのワンマンに行きたい」と熱い申告を受け、「じゃあ体験記をコラムに書いてよ」という約束のもと一緒にワンマンに行くことにしました。

ライヴに行く道中でいろんなシネマの写真を見せてメンバーのお名前やパートテストをしたり(何度か岡田さんという謎のメンバーが出現しましたが笑)、時系列で音源を聴き返したりしながら乙に到着。ライヴの感想は彼が書いてくれると思うので省略しますが、あんなにわたしの好きなバンドに興味のない彼が、熱心にわたしの好きなバンドのライヴを観ているのがなんだか不思議でした。切り札が演奏されたときの彼のテンションは見たことのないくらい動揺にも近いハイテンションで笑、その様子が面白かったしうれしかった。切り札やってくれて良かった〜〜笑

わたしは弟に「主に曲を作ってるのは三島さんで、レコ屋と飲み屋をやってるのが辻さん。久野さんは大学からシネマに入ってアニメや漫画が好きで、飯田さんは腹黒お兄さんです」という話はしてたんだけど、こんな魅力を持ってるバンドだよ〜と語ったりはしてませんでした。それであっても弟が「音楽に対してすごく真面目な人たちだね。真摯な姿勢が伝わってくるライヴだった」と言っていて、そんなにシネマに詳しくない人が観てもシネマの真摯さは伝わるんだなーと思いました。

でもって「どうだ、わたしの好きなバンド、かっこいいだろう!(どーん!)」とドヤれるのは、とても気分がいいものですね笑

ライヴの前に「立ち位置、飯田さんは上手で、センターは辻さん」と言ったら「なんで!?!? ヴォーカルはセンターでしょ!」と言ってたけど、ライヴを観て「飯田さんは上手でいいんだなと納得した」と言っていたのもなんだか沁みました。

というわけで、昨日のライヴ以降、弟はさらに熱心にシネマを聴くようになりました。さっき「into the greenいいね」ってLINE入ってた笑 というわけで弟には張り切ってコラムを書いていただきます!!! わたしとは違う切り口で語ってくれると思うので、アップされたら読んでみてください。
【2016.08.04 Thursday 15:39】 author : sayako oki
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インプット/アウトプット
「アウトプットする人間はちゃんとインプットしないとだめだよ」と言われたことがありました。

わたしはこの業界に飛び込んでから原稿を書くバンドの音楽以外のインプットをする時間がなくて、ひたすらアウトプットし続けてたんですよね。そしたら去年の12月中旬あたりから息切れしはじめて、2月くらいからからっぽになってしまいました。書くのは苦しい。書きたくない。書くのが怖い。頭のなかはそればかりになりました。あんなに書くことが好きだったのに、そんなふうに思ってしまうなんて。自分で自分にショックでショックで。ダブルでつらかった。

2/11の感傷ベクトル企画のレポートをお願いしなかったのはそれが理由でした。正直、音楽の現場に行くのもつらい時期で、「仕事辞めたい」ってことしか考えてなかった。でもいままでのベクトルのラスト編成だから、人として行くべきだと思って踏ん張っていきました。ベクトルのライヴはすごく楽しくて、いろんな方々とお話をしてみてもう少し頑張ってみようかなと思った。2月末のシネマスタッフのレポートもワンタンでお願いする勇気が出なかったから、観に行っただけでした。でもシネマの姿に勇気をもらって、ブログだけでも書こうと思って。

そのあとはとにかく必死に這いつくばってるライター辞めたくない自分と、もう書くこと全部放棄してライター辞めたい自分と、両方が壮絶なバトルをしている感じでした。気が狂いそうだった。自律神経もへったくれもない。ぼろぼろでした。自然と死ぬことばっかり考えるようになるんですよね……。おそろしい。

と、わたしの体調の悪い理由のひとつでした。一昨日と昨日は他のことが原因で心身不調でしたが、最近はライター辞めたいとは思ってないし、なんならもっと売れたい、もっといろんなところで原稿を書いて、いろんな自分を知りたい読んでもらいたいと思ってます。

インプットの方法っていろいろあると思うんだけど、わたしの場合は音楽媒体を読むことではなく、たくさんの感動をすることなんだなと気付きました。綺麗な景色を見たり、大好きなひととくだらないことで笑ったり、ライヴに感動したり、演劇を観て頭をやわらかくしたり。取材するバンド以外の音楽も聴くようにしています(主に洋楽)。悲観的な方向性だと、凄惨な事件に対して腹を立てたり、悲しんだりも、皮肉なことにインプットになる。もともと音楽媒体ほとんど読まなくて、読まないことを「だからお前はだめなんだ」と言われることも多かったけど、読むと自分がここで書けないことに対して落ち込むし、読んでしまったせいで似てしまうのも怖いし。わたしは他でインプットしていきたい。

もう少し映画館に行けるようになりたいな。月に1回くらいは。あと整体にも月1くらいは行きたい。でもなあ、あんなに書いても書いても、なかなかどうして貧乏なもので。お仕事待ってます笑 でも金儲けしたいわけじゃないから。これからもっともっと、心から尊敬する人たちと、楽しいこと面白いこと熱くなれることを続けていきたいよー。お楽しみはこれからだ!!
【2016.07.28 Thursday 22:44】 author : sayako oki
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仲良くなるとは
若い子からよく「やっぱりライターさんはバンドマンと友達になれるんですか?」と訊かれます。確かに、仲良さそうにおしゃべりしてるインタヴュー記事とか、多いですよね。10年くらいまともに音楽媒体を読んでないから、いまはどうなのかわからないけれど。

わたしはバンドマンと話したい願望がまったくない人間でした。バンドマンは自分を救ってくれた神様みたいな存在だったのでね。だから普通のリスナーのときにバンドマンに声を掛けたことも、握手をしたこともサインをしてもらったこともありません。ライターになったのも文章を書くのと音楽を聴くことが好きだから、書くことが最も誤解なく自分の気持ちを伝えられるからでした。でもいざこの仕事をしてみると、驚くくらい人と話す機会が多いんですよね。これは誤算でした。それはそれは大層苦労しております。

ライターは原稿を書くのが仕事です。編集者は雑誌を作るのが仕事です。仕事を二の次にしてバンドマンと仲良くなろうとしてるやつが音楽メディア界にもしいるなら、全員この仕事やめちまえ。というか仲良くなろうとしなくても、仕事がちゃんとできれば自然と信頼関係が生まれて、気付いたら仲良くなってるんですよ。それはどんな仕事でも同じなんじゃないかなと思います。うわべだけの付き合いじゃなくて、ちゃんと根幹がつながるような。

ex.対人恐怖症というのもあって、昔はわたしも壁を作ったり遠慮したりしてたけど。やっぱり少しずつ自分のスタイルややりたいことが明確になってきて、無意識のうちに少しずつ自信もついてきたのか、最近仕事で「嫌われたらどうしよう」というのは考えなくなりました。もともとお世辞とかおべっかとか言えないタイプだから言葉を選んで本音を言うようになったし、ツッコミ気質だからここはツッコまないと!と思ったら相手が誰であってもツッコミ入れるし。

そうするようになって、人との心の距離も縮まった気がするし、自分自身も健康的に過ごせている。三十路にしてようやく10代のトラウマから解放されたのかも。それは真面目に仕事をしてきたからだと思う。

真剣に仕事してたら、人生ハッピーですよ。たぶん。きっと。
【2016.07.22 Friday 01:12】 author : sayako oki
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霞みがかった渋谷の街は
霧なのか、なんなのか。もやがかった渋谷の街は不気味で、でもその異次元感が胸をざわつかせました。今日は湿度が高くて息苦しい。



狭いライヴハウスでお客さんに紛れて開演や転換を待っているのは結構面白いです。お隣さんの会話に聞き耳を立てたりして、リスナーさんがどんなことを考えているのかリサーチリサーチ。あ、このバンドのお客さんにはこんな音楽が受けてるんだなーとか、最近人気のこのバンドはこんなふうに思われてるんだなとか。

目から鱗だったのは「◯◯はCD出しすぎで追うの面倒になって2年前から聴いてない」でした。出さなさすぎでもいけないけど、出しすぎもいけないんだね〜……。



あとライヴハウスに必ずいるのが、ライヴによく行っていてドヤァな雰囲気で業界のなかやバンドのことをわかってる風に話してる人。その情報はだいたい間違っています。

最近はSNSやインターネットで業界のなかも昔より見えるようになっていますが、見えていることはほんと氷山の一角なのです。だからそんな状況で見えない裏側に対して余計な詮索をしても、正しいことなんて見つけられるわけがないんです。

その勘違いを真実だと思い込んでしまうのはとても危険だよ。どんなに仲のいい友達でも、愛し合っている恋人同士でも、お互いに隠し事はあるでしょう。わたしだってアーティストそれぞれの裏側、見えてないことや知らないことはたくさんある。でもそれでいいと思っています。それでいいし、それがいい。



アーティストとライターは不思議な関係だと思います。友達ではないけど、ビジネス関係というわけでもない。現場でしか会わないけど、定期的に会って音楽にまつわるいろんな話をする。原稿を書く、記事を読む。そこで少しずつ信頼関係が生まれたりして。

もちろん仲のいいアーティストさんもいるし、仲良くなれるのはいち人間としてうれしいし有り難いけど、わたしはアーティストと仲良くなりたくてライターをやってるわけじゃない。



ライヴイヴェントは来年になるかもしれません。



関ジャニ∞はいい歌手だ。



7/20のインディゴのワンマン行きたい。



明日は原稿をたくさん書きます。病院にも行かないと。どんどんお金がなくなっていくなー。お仕事待ってます。
【2016.07.13 Wednesday 22:04】 author : sayako oki
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ライブイベントをやるかもしれません
まだ「かもしれない」なんですけど。

本当はワンタンマガジンの2周年記念に公開インタヴュー&ライヴというど派手なことをしたかったんだけど、いろいろ相談に乗っていただいた結果、中途半端な状態で実行に移しても何もいいことがないなという結論に至りました。5周年でできたらいいなと思っています。5年続けるぞ!

で、まだ詳細は不明なんですが、もしかしたら別件でちょっとイベントごとができるかも? しれない……? という感じなのです。だめだったときは「だめでしたー」とご報告します。

きっといまは戦前なのだろうな、と思う今日この頃。わたしは自分のために、自分の好きなことだけやってたいな、と思ってっています。正直身体の調子もあまり良くないので、結構リアルにいつ死ぬかわかんないな〜と思っている。夏はわたしにとって死の季節なのです。戦争関連の話題が多いのもあるし、父親の命日が8月末だから、「死とは」とか「自分がどう生きるか」ということを考えることが多いんですよね。

やれることはやれるうちにやっておきたい。自分が楽しい人生を送るためにも、いろんなことにアンテナを張っておきたい。ワンタンマガジンも、水面下でいろいろ動いているのでお楽しみ。いい記事しか載っていないことには誇りを持っています。やるぞ〜。編集さんとライターさんは随時募集中です。詳しくはhttp://one-tongue.net/まで。
【2016.07.12 Tuesday 11:10】 author : sayako oki
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a flood of circleとcinema staff
「自分よりも年下に圧倒的な才能を持つバンドが現れた」というショックを受けた初体験が、a flood of circleとcinema staffでした。

彼らが表舞台に立つまで、日本のロック界の新人バンドは9mm Parabellum Bulletやthe telephones、サカナクション、OGRE YOU ASSHOLE、People In The Boxなど、同世代や少し上の年齢のメンバーばかりだったのですが、a flood of circleとcinema staffは完全に年下だったんですよね……。弟と同世代の子たちがこんなに圧倒的な才能を持っているのか、と打ちひしがれました。

そのときのわたしは本当にただの田舎住まいの普通のリスナーで、ライターを目指してみたものの全然その夢を掴むどころかお先真っ暗な状況だったので、二十歳そこそこで全国デビューするバンドが現れたという事実は、それはもうものすごく落ち込みました。世代交代の洗礼にも近かったです。もう若くないと言われているようでした(そのときわたし24歳だったからいま考えると全然若いんだけど)。

ですが「年下にちゃんと自分たちの音楽やロックを鳴らしている立派なバンドマンがいるんだ」というショックは、徐々に尊敬へと変わっていきました。だからそれ以降は年下でかっこいいバンドが現れても、純粋に「いいバンドだなあ」と思えるようになりました。

a flood of circleもcinema staffも、いまも8年前と同様にちゃんと自分たちの音楽を鳴らし続けてるし、なにより昔よりも断然かっこいいロックバンドになっているので、あのときのわたしのアンテナは間違ってなかったんだなと思います。その2組に自分がいま取材させていただけてるんだから、ほんと現実は夢で溢れてますよね。

かっこいいバンドにはかっこいい記事が必須。というわけでいまafocのレポートを書いています。ものすごくいいライヴだった。「プシケ」で泣いた。来週はcinema staffのツアーファイナルが待ってる。負けてられんのです。
【2016.06.12 Sunday 01:08】 author : sayako oki
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著者近況
▼ようこそいらっしゃいました! こちらはフリーランス音楽ライター沖さやこによる個人ブログです。熱量を大事にしながら、嘘をつかずに文章を綴っています▼「本音で語る音楽人」をテーマに掲げた音楽系ウェブマガジン「ONE TONGUE MAGAZINE(ワンタンマガジン)」を運営しています。自主制作なのでお金は絡んでません▼書くお仕事頂けたらとても嬉しいです。詳細はプロフィールをご覧くださいませ

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