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「フロントメモリー」 デモ版とシングル版の雑感
神聖かまってちゃんの4月9日にリリースされるシングル「フロントメモリー」のMVが公開されました。


神聖かまってちゃん「フロントメモリーfeat.川本真琴」

いつもはの子さんがMVも自作なさっているのですが、今回は監督にスミスさん。ex.モーニング娘。の新垣里沙さんが主演し、ヴォーカルは川本真琴さんが担当なさっています。かまってちゃんにしては、かなりの子さん主体からズレている。どうやらちばぎんさんのツイッターによると、の子さんが他のヴォーカリストを立てたかったらしい。当のの子さんはこのようにした理由を配信などでもあまり語っていないけれど(どっかの媒体のインタヴューで喋ってるのかな)、そうやって他者の手を挟むことで間口の広がる可能性のあるキャッチーな曲だとは思う。とかいいつつも、わたしはデモ派だったりするんですけど笑

ちなみに下が去年公開されたの子さんのデモ。


フロントメモリー  PV  神聖かまってちゃん

ちなみに歌詞はここで、これはここで無料でダウンロードできます。
で、このスミスさんのMVとの子さんのMV、圧倒的に世界観に差があります。

まず歌詞には「田んぼ」という、の子さんの住む千葉ニュータウンとは切っても切れない言葉が出てきますが、スミスさんのMVはとにかく都会。ロケ地はわたしが見る限り池袋が主体で、頭に出てくる電車や線路は渋谷じゃないかな? 屋上のシーンは新宿。ジャケットも銀座。

「夏SUMMERTime」「先の夏さまた」「急にアイスが食べたい真夏日」「扇風機に顔ぶんぶん当てて」と、こんなに夏の歌なのに、驚くくらい夏じゃない。寧ろ冬。「外はテカテカしてまぢあっちーし」という歌詞とは真逆の曇天。おまけに「こんな夕方」みたいな夕暮れ感も皆無。歌詞とリンクしてるのは「屋上」と「電車」だけ。

ここまで正反対ということは、わざとこうしてるのかな? と思うけど、その理由はなんなんだろう。神聖かまってちゃんにとっては配信もMVもブログも作品だとの子さんも昔言っていたので、ここの真意は気になるなあ。

もともとこのフロントメモリーには「夕方の恋」という原曲があります。イントロとアウトロにも「ゆ、う、が、た、の、こ、い」というコーラスが入ってる。


神聖かまってちゃん☆はじめてようつべ配信☆
※「夕方の恋」は19:40くらいから始まります

こうやって、曲の原石から、2年という時間を掛けて、リスナーに浸透していくっていうのは、すごいことだな……と思う。ライヴではなく、何処にいても何度も見られるインターネットという場でそういうことをするのはすごく勇気の要ることだとも思うし。

1曲をいろんな観点から楽しめるというのはいいことじゃないかなーと思います。の子さん以外の人が歌うことで神聖かまってちゃんのメロディセンスの良さもわかると思うし。チーム全体で仕掛けてきますね。ちなみに「フロントメモリー」はライヴだとデモ風のアレンジで演奏されてます。ふぁっきろっくでぃーじぇー!

ちょっと気になった、というか引っ掛かったのが、川本さんヴァージョンのフロメモのYouTubeの概要に「川本真琴をゲストボーカルに迎えた、人力ボカロソングの決定盤!」って書いてあるところ。人力ボカロソングってどういうことだろ? 高い声って意味? 機械みたいな声ってこと? 他のものに歌ってもらってるという意味? ちょっとこれは誤解を招く表現ではないだろうか……。コラボレーションとかじゃだめなのかしら。
【2014.03.28 Friday 16:55】 author : sayako oki
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