「音」楽に「専」らのめりこみ「満」足と「充」実を多視点から伝えるブログ
 
LUNKHEAD @ LIQUIDROOM ebisu

2013/11/29(Fri)
LUNKHEAD TOUR 2013「メメントモリ」
OPEN 19:00 / START 19:30
下手後方カウンターにて

夏にインタヴューさせて頂いたLUNKHEAD。かれこれ9年前から好きで、初期の頃はちゃんとシングルも買って、シングルを買わなくなってからもアルバムは必ずちゃんと買ってるバンドなのに、一度もライヴに行ったことがなかったのです。インタヴュー後、帰り際小高さんと立ち話をしていてその旨を伝えたときも「珍しいね、一度もライヴ見たことないなんて」と言われて……。ねぇ。。激しく貧乏だったのもあるし、タイミングが合わなかったのもあるし。だからこそ今回は行きたかったんですよね。『メメントモリ』のその後も見たかったし。

『メメントモリ』は、アルバムとして、LUNKHEADの最高傑作だと思っています。いつもいいアルバムを届けてくれるLUNKHEAD。個人的には『[vivo]』からが特に好きなんです。わたしの勝手なLUNKHEAD解釈として、『月と手のひら』まではLUNKHEAD本来の姿。『LUNKHEAD』と『FORCE』はより間口を広げるための作品。『孵化』から『VOX』まではとにかく戦っている、もがいている作品。それが『[vivo]』から決意に変わった気がするんです。もがいている、苦しい、生きていく、そういうものを全部背負ったのが『[vivo]』だとわたしは思っていて。そこから『青に染まる白』、『メメントモリ』の流れはどんどん高みに進んでいるような感じがしています。でも表現していることはぶれていない。小高さんもインタヴューで「やっとここまで来た」とおっしゃっていたけれど……本当にLUNKHEADの歩んでいる道は登山みたいだなあ、なんて。それこそが生きているということなんだろうな、なんて思います。
 
ライヴを見ていて思ったのは、小高さんの作る曲展開はメンバー愛の賜物なのだなぁ、ということ。「メンバー全員が主役になるように」とおっしゃっていたし、ずっとそう思ってたけど……メンバー1人1人が生き生きと演奏して、そうやって音が作られていくことを小高さんがすごく楽しんでいるようで。その情景がすっごくグッときたな。実際目で見ることで改めて刻み込まれた。バンドっていいなぁ。。わたしもこんな仲間が欲しい、バンド組みたいと思えるような結束。

前々からメンバーが「絶対にソールドさせたい」と言っていたライヴ。結局ソールドにはならなくて(ほぼソールドと言ってもいいレヴェルだったけど)。でも小高さんがMCで「まあ、まだ時間はあるし、これからやっていけばいいか」のようなことをポツンと呟いてらして、その言葉がとても印象的でした。それはボビーさんがお亡くなりになったときに小高さんがブログで書いていた「ボビーが死ぬ前に売れなかったのが心残り」「でもいいか、これから売れれば」という言葉に近いものがあった。その言葉にわたしは「希望」と「未来」が詰まっている気がしたんですよね。LUNKHEADはいままでもずっと、しっかりと一歩一歩踏みしめて、逆風に煽られながらも、ずっと進み続けているバンドだから。その姿がすごく素敵だと思う。

リリースされた当時は「えっ、LUNKHEADどこに行くの?」と疑心暗鬼になった【カナリヤボックス】や【きらりいろ】も、この年月でたくさんお客さんの愛情を吸収した曲なんだというのがわかってとっても嬉しくなった。それはライヴでないと感じられないものですよね。アンコール終わって客電ついてもなかなか帰らないお客さんに、急遽ラスト【白い声】を演奏してくれて、関係者席で思わず「わぁ!」と声が漏れました。やっぱりわたしも出会いの曲だし、特別な曲だという人も多いのではないでしょうか。あのツアーのラストに、あの曲が演奏されたことも、ひとつの大きな区切りな気がしました。

終演後合田さんにご挨拶したときに「なんで9年間来なかったんだ(笑)」と言われ、本当9年間行かなかったことを激しく後悔しました……。でも、ここでまた、改めてLUNKHEADと出会うことができた気がしています。それがいまのLUNKHEADで本当に良かったな。残念ながら今回ライヴレポートを公の場で書かせて頂くことはできなかったけど……またお話を伺える機会があったら嬉しい。


SE.メメント
1.閃光
2.明日死ぬぐらいの感じで
3.十六夜の月の道
4.壊れてくれない
5.ガラス玉
6.冬の朝
7.果てしなく白に近づきたい青
8.はるなつあきふるはる
9.きらりいろ
10.月の城
11.ラブソング
12.三月
13.共犯
14.濃藍
15.WORLD IS MINE
16.未来を願ってしまった
17.シンドローム
18.アルピニスタ
19.いきているから
20.幻灯
EN
21.raindrops
22.螺旋
23.ぐるぐる
24.明日
25.カナリアボックス
WEN
26.白い声
 
【2013.12.07 Saturday 11:49】 author : sayako oki
| 音樂(映像) | - | - |
 
著者近況
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