「音」楽に「専」らのめりこみ「満」足と「充」実を多視点から伝えるブログ
 
OOPARTS 2016 ライヴレポート


※2016年10月31日に書いたものです。

cinema staffの自主企画フェス「OOPARTS」が産声を上げて今年で4年目。岐阜で最大キャパを誇るライブハウス、CLUB-Gにて1ステージで開催されるというDIYなフェスは、観客に「フェス=楽しいもの、お祭り」以上の概念をもたらしていると思う。OOPARTSはこれまでにplenty、KEYTALK、the band apart、LOSTAGE、04 Limited Sazabysなど、若手からcinema staffと同世代のバンド、先輩にあたる大御所まで、毎回自分たちと縁のある様々なアーティストを招聘。チケットは毎年ソールドアウトしている。このラインナップを岐阜で届けているのは、cinema staffくらいではないだろうか。今年のOOPARTSは例年にも増してエッジーなバンドが揃い踏み。音響も爆音気味で、すべてのアクトでとにかくひたすら身体に轟音が刻み付けられていくようだった。

三島想平がこの日のために制作した楽曲とともに、彼の友人でもある岐阜のクリエイター、Scott Allen作のオープニングムービーが流れたあとは、トップバッターとして岐阜を中心に活動している地元バンド、Shift Controlが登場。一部メンバーはこれまでスタッフとしてOOPARTSを支えてきたが、4年目で出演権を得た。音楽性はハードコアでもあるがポップで、変拍子を織り交ぜた轟音ギターロック。静と動で激情を巻き起こす音像はcinema staffと通ずるものがある。とはいえ単なるフォロワーに留まっていないところに次世代の価値観が感じられた。OOPARTSに出演できたことを喜び「岐阜のバンドで良かった」と語るギターボーカル・浅野暢之の姿を見て、このイベントが岐阜の若手バンドにとって全国への登竜門となりつつあることを実感する。Shift Controlの面々は満員のCLUB-Gを目の前にし、舞い上がりながらも浮足立つことはなく、堂々と自分たちの音楽を鳴らしていた。岐阜の街自体も個々のカラーが強い自営店が活性しているが、それと同様に岐阜には媚びることなく自分たちの音楽を追求しているバンドが多い。それを強く印象付ける毅然としたフレッシュなステージだった。

2番手は、意外にも今回が初の岐阜ライブだという夜の本気ダンス。1曲目「Crazy Dancer」のイントロが鳴った途端、フロア前方に駆け寄る観客多数。ワンマンかと錯覚させるほどの熱気だ。もともとcinema staffはバンド名のイメージから彼らにいい印象を抱いていなかったらしいが、「ライブ見たら“お前らかっこいいやん”みたいに言うてくれはって」とドラムの鈴鹿秋斗が初対面のエピソードを明かす。彼が何度も「2016年10月22日がこんなにも素晴らしい日になるなんて思いもしなかった」と告げたあと、バンドは「WHERE?」「LOVE CONNECTION」とパワフルにエスコート。彼らの楽曲はどれにもハッピーと同時に胸をくすぐる切なさがある。その男性特有のロマンチシズムがコミカルでスマートだ。終盤は「Fuckin' so tired」「B!tch」「戦争」と定番曲を畳みかける。安定感のある演奏と華やかなパフォーマンスで観客のハートを手堅くキャッチ。インパクトの強いリフと太いボトムのダンス・ビートでトランス状態に陥らせ続けた。

cinema staffとも親交が深い3番手のtricotは、1曲目「節約家」からギターボーカル・中嶋イッキュウが曲中で「OOPARTS!」と笑顔で叫ぶなど、年に一度の祭典を祝す。摩訶不思議な変拍子、喜怒哀楽を一挙にぶつけるような暴動の轟音、色気のあるボーカルワーク。毎度のことながらこのコントラストに翻弄されてばかりだ。突き放すようでありつつも、同じタイミングで3人が手を振り上げるなど、キャッチーな側面があるところも小悪魔的である。中嶋はMCでトップバッターのShift Controlに触れ「岐阜にもいいバンドがいる」と新しいバンドとの出会いを喜んだ。途中、ギターのキダ・モティフォがステージにDelta Sleepのドラム・Blake Mostynや、cinema staffのギターボーカル・飯田瑞規とギター・辻 友貴を呼び寄せ、いまが旬の「PPAP」を引用した「ペンウィーダスン辻ペン(※ウィーダスン=飯田のニックネーム)」でさらに会場を沸かせる。「次いつ(岐阜に)来れるかわかりません。全部出し切って帰ります」と中嶋が告げ、ラストは「99.974℃」と「おやすみ」。盟友へのプレゼントのような愛溢れるステージに、固い絆を感じた。

4番手は辻が個人で運営するレーベル「Like a Fool Records」から昨年日本盤をリリースしたイギリスの4ピースマスロックバンド・Delta Sleep。OOPARTS初の海外アーティスト出演である。サウンドチェックからそのまま「コンニチハ、ゲンキデスカ?」とフロアに声を掛け1曲目の「16:40 AM」を演奏しはじめる。まずその一音一音の出す音の強さや厚みに面食らった。海外勢の身体能力あってこそ成し遂げられるものだろうか。ギターボーカル・Devin Yuceilは曲中の歌詞を「ニホンニ コレテ ウレシイゼー!」と変え、お茶目な人間性にフロアの緊張感もじょじょに解けていく。マスロックでありながらその展開に難解さを感じさせず、むしろこちらを音に揺蕩わせるような心地よさを生むところに、彼らが頭脳以上に本能的に無邪気に音楽を奏でているような印象を覚えた。MCでは辻への感謝を告げ、ラスト「So Say We All」の前には、英語で「この日のことを忘れない」と真摯に語る。純度120%の生粋の音楽フリークの作るアンサンブルに圧倒されてばかりだった。

後半戦、5番打者であるART-SCHOOLは、飯田と辻が学生時代にコピー・バンドをしていたくらい尊敬する存在だという。グランジ/オルタナを基盤にしたソリッドな楽曲で構成されたセットリストは、OOPARTS 2016の性質を汲んだうえで、現在の自分たちのモードが最も良く映えるものだった。「real love / slow dawn」「Promised Land」「夜の子供たち」と心臓を焚きつけるような轟音を鳴らし続け、「プール」では激しい音像で繊細な感情を紡ぎ出し、観客の意識や感情を掴み続ける。これはcinema staffにも受け継がれている姿勢やスピリットではないだろうか。ギターボーカルの木下理樹はMCで最後にcinema staffと競演したのがbloodthirsty butchersの吉村秀樹の追悼イベントだったことに触れ、個人的な気持ちではあるんだけどと前置きしながら「想いを受け取ってくれたらうれしい」とフロアに語り掛けた。「スカーレット」のひりついた集中力と焦燥感は美しく、ラストの「FADE TO BLACK」は全身の力と魂までも振り絞る熱演。雷のような鋭いアクトに、ロックバンドとはかくあるべきを見せつけられた気がした。

トリ前のアルカラはcinema staffの「シャドウ」をSEに登場。いきなりかましてくれる。「いびつな愛」でスタートしたライブは、嵐のような激しさを持ちつつも、人懐っこさやすべてを包み込むような優しさがあった。新曲「炒飯MUSIC」を披露したあと、フロントマンである稲村太佑が初めて岐阜でライブをしたことに触れ「cinema staffに誘われるまで(岐阜ライブの)処女を守ってきた」と会場を笑わす。途中M&M'Sのおもちゃを取り出すなど突飛な言動も魅力のひとつだが、この音圧でもしっかりと後ろまで伸びる彼のボーカルは相変わらずの安定感と存在感だ。「アブノーマルが足りない」「半径30cmの中を知らない」と強力ナンバーを立て続けに演奏すると、稲村がハンドマイクで「俺らの処女を奪ったのはシネマだけでなく(観客の)みんなもそうやからな! 責任取ってもらわな困るで」と叫ぶ。「テキトーにワーッてゆうて盛り上がる、それが責任の取り方や!」という主人公ばりの名台詞から「交差点」。最後までフロアを奔放に引っ掻き回して、「シャドウ」をBGMにしてステージを後にするというシュールなしめくくり。MCのネタ含め、cinema staffに華を持たせる、愛溢れる40分だった。

そして大トリとなるこの日の主役であるcinema staff。これだけの強豪が集うなか、プレッシャーも大きかっただろうが、1曲目「theme of us」から地に足をつけてどっしり構えた大きなステージングで快調な滑り出しだ。「想像力」「希望の残骸」と、ひりついていて溢れだしそうなぎりぎりのラインのスリリングな躍動感で、フロアと心を通わせるように音を発していく。飯田はMCで「2016年10月22日がこんなにも素晴らしい日になるなんて思いもしなかった」と夜の本気ダンスの鈴鹿の台詞を引用して観客を笑わせた。ドラムの久野洋平は出演したバンドの名演に対して「今回の面子はゴリゴリというか。次から次へと強いやつがくる(ドラゴンボールの)サイヤ人編みたい(笑)」と語り、飯田も「これだけのかっこいいバンドが自分たちのイベントに出てくれるのは心強い」と感謝を告げる。そしてアルカラの稲村が取り出したM&M'Sのおもちゃは、cinema staffと台湾ライブに行った際、空港で買ったものだというエピソードを明かし、「今日のために持って来てくれたんだよ!」と喜びを露にした。

だが続いての「望郷」で、飯田のイヤモニにトラブルが発生。途中で再度演奏し直すも、やはり思うように歌えなくなってしまう。辻はその様子をいち早く察し、飯田の近くに寄り、彼を励ますように笑顔を向けた。飯田が咄嗟にフロアに向かって「歌ってくれる?」と言うと、観客がシンガロングで彼らの音を支えた。「白い砂漠のマーチ」では三島も飯田の状況を鑑みてユニゾンで歌う場面も。久野はいつも以上にひたすら的確でエモーショナルなドラムを繰り出す。4人が力を合わせ、崩れそうになるのを阻止しながら走り続ける姿は、手に汗握るものだった。「最後まで全力でやります」と三島が言うと「exp」。トラブルを挽回するように集中力が漲った演奏は、「overground」で感情がすべてぐちゃぐちゃになり、大泣きしているような音へと姿を変えていた。前回のOOPARTSから今回までの約1年間の彼らの活動などを振り返ると、この日に様々な気持ちがとめどなく湧き上がることは必然だったと思う。

会場が一丸となってこの日を大団円へ導こうと奮起する様子は、これまでcinema staffが音楽活動で培ってきた信頼関係から生まれた愛そのものだった。もう岐阜という場所も、OOPARTSというイベントも、cinema staffだけではなく彼らを愛する人々にとっても特別な場所になっているのだ。もともと1本1本のライブや音楽制作に真摯に向き合うバンドであるが、これだけ彼らが様々な感情をさらけ出すことができるのは、OOPARTSだけだと思う。アンコールの「海について」の前、三島が言った。「僕たちがCLUB-Gに初めて出たのは18歳のときで、そのときに一緒に出ていた先輩たちは29歳で。僕らがいまその歳になり、これからは臆することなく僕たちが岐阜のみなさんに何かを提示できる――そういう年齢になったと思います。来年もやります」。この力強い言葉の理由は、彼に来年の青写真がある程度できているからだ。いままでの彼らは良くも悪くも、現在のことを考えることに集中していて、未来というものは理想や空想の世界だった。だがいま、その未来は現実味を帯びてきている。そしてそれは霧が晴れた真っ青な海のように広大で煌めいているのだ。来年のOOPARTS、どうやら例年とは一味も二味も違うものになりそうだ。もちろんcinema staffというバンドも同様だ。「歳をとった僕等はきっと凄く美しい。歳をとった僕等はきっと凄く楽しいよ。(「overground」より)」――この言葉がcinema staffの現実になる日もそう遠くはない。
【2017.07.31 Monday 14:42】 author : sayako oki
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「waypoint 2015」→「waypoint 2016」


cinema staffの赤坂BLITZワンマンライヴ「waypoint 2016」に行ってきました。シネマ初のホールワンマンである12月2日の豊島公会堂公演「waypoint 2015」の当日に急遽決まったというこの追加公演「waypoint 2016」。いままで行ったシネマのワンマンは全部レポートを書いてきたんだけど、今日は普通に観に行くオンリー。本当はワンタンマガジンでレポート頼もうか悩んだんだけど……。非常に個人的なことで恐縮ですが最近わたくし文章を書くことにおいて自信喪失しておりまして、頼む勇気が出なかったのです。でもいいライヴを観ちゃうと無性に言葉にしたくなるのがライターの性でしょうか。(注:これはレポートではありません)

『blueprint』とそのツアーファイナルのZepp DiverCityでシネマはひとつやり切った――というと少し語弊があるかもしれないけど、ひとつ大きな到達点を迎えたことは間違いないと思うんですよね。あのZepp DCは本当に金字塔みたいなライヴだったと思う。そこに変化を求めたのが『WAYPOINT E.P.』と『SOLUTION E.P.』という2枚のEPだと思う。そしてcinema staffの第2章の幕開けを確信したのが豊島公会堂公演。セットリスト、ライヴの運び方、演奏、歌、すべてにおいていろんなことに挑戦してることがわかった。だからあのライヴはシネマが積み重ねてきたものを少し崩す作業だったと思うんです。「これまで作り上げてきた積み木で、どんな形ができるだろうか? このかたちにするには他にどんなパーツが必要か?」みたいに、自分たちの新しいライヴのかたちを探しているというか。

この「waypoint 2016」というライヴも、その延長線上にありました。「waypoint 2015」が第2章のプロローグなら、「waypoint 2016」は第2章の第1話、かな。豊島公会堂よりもアッパーな曲が多かったんだけど、豊島公会堂の流れを汲んだ、すごく綺麗なライヴだったと思う。前までのシネマならこういう曲たちでああいうライヴをすることはなかったんじゃないかなと思います。

ウィーダスンの歌も丁寧だったし、あまり力んでないように見えたので声も綺麗に出てたし、ギターの弾き方も丁寧だった。あと、三島さんがお客さんへ示すリアクションが大きくなってるなと思った。お父さんの優しさに近い感じ。久野さんの刻むドラムも的確なリズムで、カラフルさというよりは安定感が強かったかな。辻さんも一音一音に集中しているように見えたし、4人総じていつもの緊張感と瞬発力を持ちつつ丁寧でした。だから綺麗だった。【GATE】のイントロのギター、飯田さんはいつももっとがしがし鳴らすもんね。それが触ったら解けてしまいそうなくらい繊細な粉雪みたいな音をしてた。あと、全体的に三島さんのコーラスもすごくソフトで良かった。うぃだすんとみしまさんの声の相性が過去最高だったと思う。

2014年〜2015年Zepp DCまでのシネマは、演奏力にプラスして、気持ちが先走ってつんのめりそうになるんだけどぎりぎりつんのめらない、みたいな絶妙な感覚がぞくぞくしたし涙腺を崩壊させました。いまのシネマの方向性でぞくぞくする感じの高揚を感じられる日が来たらいいなあ。

こういう書き方をするといまのシネマに不満があるふうに見えるかもしれないけど、全然そんなことないんですよ。わたしは変わっていこうとしているシネマがすごく勇敢だと思うんです。わたしも文章書いてるから、その気持ちがわかるんですよ。こういうふうに持っていくのは自分の十八番だから絶対決まる!とか。でも毎回同じことしてても、先に進めない気がして。わたしも最近自分の文章を壊す作業をしてるから、そういうシネマの姿勢にすごく刺激されてるし、共鳴しています。ポリシーを崩さないまま意識的に変えていくって、すごい勇気だと思うんだよ。
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【2016.02.26 Friday 16:26】 author : sayako oki
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感傷ベクトルとLyu:Lyuのツーマンに行ってきました(※ただの日記)


感傷ベクトル企画ライヴに行ってきました。今回の出演はLyu:Lyu。ワンタンマガジンでは感傷ベクトルの田口囁一さんとLyu:Lyuのコヤマヒデカズさんのフロントマン対談を行いました。このライヴにいらっしゃった方々がこの日をもっと楽しめるものになったらいいなあと思ったし、この日のライヴに来れなかった方々が少しでもこの日を体感できるものになったらいいなあと思って企画した対談です。もしよろしければ読んでみてください。

感傷ベクトルとわたしの出会いは2013年9月2日。新代田FEVERでした。それまで感傷ベクトルは業界向けのショーケースライヴで一度演奏した以外はライヴ活動がなく、バンド形態のライヴはこの日が初。終演後におふたりにご挨拶をしました。腰の低いおふたりだなと思った。その次の日にインタヴューを行い、赤裸々な気持ちをたくさん話してくださいました。終盤では囁一さんとピープルの話ばかりしていた気がします。去年のアストロホールのライヴは行けなかったけど、それ以外の都内のライヴは全部行ってるんじゃないかな。uP!!!も応募して当選して行ったし。

Lyu:Lyuとの出会いは2014年5月。『GLORIA QUALIA』のインタヴューでした。もちろん以前からLyu:Lyuのこともナノウさんのことも知っていたけれど、実はそれまでは少し敬遠していたところがありました。自分の気持ちもずたずたになるような気がして、聴いているのがとてもつらかった。取材依頼を頂いたとき受けるかどうするか悩んだけれど、まずは聴いてみようと思い『GLORIA QUALIA』を再生したら、こんなに優しい歌をうたうんだ、と驚いたし感動しました。もちろんそこに痛みは伴うんだけど、その痛みにも優しさや血のあたたかさが通っていた。このときに「このバンドの変遷を見ていきたいな」と思いました。

ライヴの先攻はLyu:Lyu。メンバーはアー写の衣装で登場し1曲目は「ディストーテッド・アガペー」。やっぱり大サビCメロの〈何かを渡したいのだけど 何も渡せるものが無くて/仕方ないからこの身体を 細かく刻んで歌にしたよ〉という詞はいつ聴いても胸にくる。わたしがLyu:Lyuのライヴを観るのは去年の夏ぶりで、あのときとはだいぶライヴも変わっていました。見せ方とか運び方とか表現方法や雰囲気づくりも含めて、いろんなチャレンジをしているライヴだったと感じた。正直に言えばまだ未完成だと思う。けどその様子がすごく次への期待を煽りました。得意なことだけを突き詰める方法もあるかもしれないけど、新たな可能性を求めて挑戦する人はきらきらしているなあ。

後攻は感傷ベクトル。ベースの春川三咲さんのラストライヴです。でも湿っぽい感じはなくて、いつもの感傷ベクトルらしい空気感でした。わたしが初めてベクトルと出会ったのがFEVERだから、初ライヴのことを思い出したりしていろいろ感慨深くなったりしたわけですよね。わたしが大好きな「none」もあのときはこんなアレンジじゃなかったけど、この曲の音にバンドの気迫や底力を感じたんだよなあ……とか。あと、こんなに堂々と前を向いてライヴするようになったなんてな〜〜と2年半前のことを思い出してました。バンドの団結力も過去最高だったんじゃないかな。いい日にしたいという気持ちが全員から出ていたと思います。囁一さんも地に足がついているように見えた。

と、感慨に耽っていたら、MCタイムでは当のベクトルふたりは本当にいつも通りで、ああそうだそうだ、感傷ベクトルってこうだよな笑 と思った。でも春川さんのMCは過去最高に面白かったです。越智さんのくだりも、オッサンと並走した話と休日の終電の話も声出して笑いました。オッサンと終電の話は「コヤマさんのいいMCに謝ろうぜ!」と言いたくなるほどの内容でしたけど笑、めっちゃおもしろかったー。春川さんて街のなかでの変人遭遇率高い気がします。囁一さんの突発的提案で「孤独の分け前」を演奏して、春川さんがガチギレ?するというアンコールでの一幕もベクトルらしすぎて最高でした。

なんとなくだけど、この日はいままで見てきた感傷ベクトルのなかでいちばん高校時代のおふたりの空気感に近かったんじゃないかな〜と思ったり。なんだか、ふたりが10代の少年に見えたんですよね。普通に音楽が大好きな男の子たちに見えた。それがすごくよかった。
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【2016.02.12 Friday 16:16】 author : sayako oki
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2014年8月21日 小高芳太朗 路上弾き語り
8月21日はボビー湯浅さんの命日。ボビーさんとは、LUNKHEADの事務所の社長さん。LUNKHEADのために独立して、会社を30代前半で立ち上げたそうです。その命日に、LUNKHEADの小高さんが「いつもの場所」で弾き語りをするのが、毎年恒例になってきています。

事前告知は小高さんのツイッターの「明日はボビーの命日なので、明日の今ぐらいからいつもの場所でまた歌おうと思ってます。」だけでした。けど、たぶん80人くらいの人が集まってたんじゃないかなあ……? 壮さんも合田さんも、ニコルズのだいすけさんもいらしてました。

そのときの様子


黒いシャツに黒いパンツの小高さん。やっぱ黒似合うなーなんて思いつつ、わたしは目立たない場所で見てようと思ったのに、人がいないところを避けた結果ドセン2列目というとんでもない場所に……。まずレモンチューハイを観客(たぶんランクヘッドと仲のいいDJさん)から渡された小高さんはそのレモンチューハイで献杯(※小高さんのツイッターに上がってた写真がそれです)。なぜレモンチューハイかというと、ボビーさんはお酒がそれほどお得意ではなくて、打ち上げで飲むのが必ずレモンサワーだったから。
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【2014.08.29 Friday 16:26】 author : sayako oki
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空想委員会 @ 赤坂BLITZ ライヴレポート

2014/07/20(Sun)
メジャーデビュー記念ワンマンライブツアー『空想進化論の証明』
開場:17:00 / 開演:18:00
2階 H列 16番

書きました。レポート書かせてもらうのは2回目。どちらもワンマンだったので、次はツーマンとか見てみたいな。「エリクサー中毒患者」からの「サヨナラ絶望人生」がエモかった! 特にサヨナラ〜はすごく良かったなあ。新たな一面を見れた気がします。

記事はこちら
http://skream.jp/livereport/2014/08/kusoiinkai.php

SETLIST
01 八方塞が美人
02 カオス力学
03 難攻不落ガール
04 悪天ロックフェスティバル
05 ラブトレーダー
06 自然選択説
07 完全犯罪彼女
08 残響ダンス
09 エリクサー中毒患者
10 サヨナラ絶望人生
11 空想ディスコ
12 エンペラータイム
13 雨男のメソッド
14 主の機嫌
15 切illing Me Softly
16 空想進化論
居残り
17 独占禁止法
18 波動砲ガールフレンド
【2014.08.07 Thursday 20:04】 author : sayako oki
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爆弾ジョニー @ 渋谷 CLUB QUATTRO ライヴレポート

2014/07/06(Sun)
「はじめての唯一人ツアー」 〜ワンマンだよ〜
開場:16:30 / 開演:17:30
フロア後方、照明卓前カウンターエリア

書きました。ライヴはたくさん遊び心が散りばめられてて、それをいちいち書いていくとそれは膨大な文字数になっていくので、わたしが観た2ヶ月間での変化を中心に書いています。まじで爆弾ジョニーのライヴめっちゃ楽しいし、同じくらい泣けるから。まじでフェスで彼らのライヴを見た気になってちゃだめだよ! とにかくワンマンがすげーから。Zepp Tokyoもやってくれること間違いなしです。

記事はこちら
http://skream.jp/livereport/2014/07/bakudanjohnny.php

おそらくメンバーが統括してるであろうオフィシャルアカウントさんから「最高です♪」頂きました◎ 恐縮です。

【2014.08.01 Friday 12:15】 author : sayako oki
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キュウソネコカミ @ LIQUIDROOM ebisu ライヴレポート




2014/07/13(Sun)
DMCC - REAL ONEMAN TOUR - 〜DOSA MAWARI CHU CHU〜
開場:17:00 / 開演:18:00
PA裏カウンター下手側

書きました。キュウソのレポートを書かせてもらうのは3回目ということで、3回目なりの内容にしたつもりです。なのでもし1回目と2回目読んでないかたがいらっしゃったら、順々に読んでもらえたら、キュウソの変化(とオマケでわたしの変化)を見てもらえるかな〜……なんて思ったり。

記事はこちら
http://skream.jp/livereport/2014/07/kyuso_nekokami.php
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【2014.08.01 Friday 12:05】 author : sayako oki
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rega×SALT CATHEDRAL @ shibuya duo MUSIC EXCHANGE ライヴレポート

2014/07/05(Sat)
rega 2014 Tour DISCUSS×Salt Cathedral JAPAN TOUR 2014
開場:18:00 / 開演:19:00
フロア中央

書きました。海外アーティストのライヴを見るのは久し振りだったんだけど、やっぱり海外の音楽って日本よりも柔軟性があると思う。良くも悪くも日本は凝り固まってるんだよね。日本のそういうところが好きですけど。

6月末から7月にかけて、ライヴレポートがとても多かったので、いろんな書きかたに挑戦してみました。今回のregaはお客さんの雰囲気とバンドの特徴をからめて書いてみました。

記事はこちら
http://skream.jp/livereport/2014/07/rega_salt_cathedral.php
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【2014.08.01 Friday 11:57】 author : sayako oki
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KNOCK OUT MONKEY@LIQUIDROOM ebisu

2014/06/22(Sun)
KNOCK OUT MONKEY TOUR 2014 "INPUT ∝ OUTPUT" -Final-
開場:16:30 / 開演:17:30
下手前方カウンター

書きました。ライヴで映えるアンサンブルだなーとしみじみ。ノクモンはメロディがキャッチーなので、もっとJ-POPシーンを暴れまわってほしいな。なのでコナンの主題歌を担当するのはすごくいい傾向だと思います。

記事はこちら
http://gekirock.com/livereport/2014/07/knock_out_monkey/
【2014.08.01 Friday 11:45】 author : sayako oki
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cinema staff @ Zepp DiverCity TOKYO ライヴレポート

2014/06/26(Thu)
Death Bandwagon 2(to) Glory
開場:18:00 / 開演:19:00
2階 2A列 12番

担当しました。とても楽しいライヴでした。いままで見たことがない表情のメンバーをたくさん見られてとても新鮮だった。ほんと、いつ聴いても「GATE」はいい曲だなと思うんだけど、このライヴの「GATE」は本当に素晴らしかったな。音に没頭するメンバーひとりひとりの姿も、お客さんの歌声の強さも美しかった。ミュージシャンという表現者で素敵だなと思うことのひとつは、過去に表現したものを、引き続き現在も未来も表現し続けられることだと思う。この日の「GATE」は、それを身をもって知らされた。そういう力がこもっていたと思う。

その余韻のまま書いたのがこのAmp.の記事→http://a-mp.jp/article.php?id=560 まず久野さんが拾って拡散してくれて、90近くRTしていただきました。たくさんの人からいい記事だとおっしゃってもらえて……恐縮です、ありがとうございます。結果、公式さんや残響さんも広めてくださって……! なんかもう、わたし普通に残響レコードさんのファンだからどきどきしちゃいます。

記事はこちら
http://skream.jp/livereport/2014/07/cinema_staff.php

SET LIST
01.dawnrider
02.sea said
03.奇跡
04.borka
05.shiranai hito
06.super throw
07.unsung
08.fiery
09.君になりたい
10.LOVE LOVE SHOW(THE YELLOW MONKEY カヴァー)
11.sitar of bizarre
12.チェンジアップ
13.ニトロ
14.KARAKURI in the skywalkers
15.great escape
16.西南西の虹
17.tokyo surf
18.theme of us
encore1
19.AMK HOLLIC
20.Poltergeist
encore2
21.GATE
 
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【2014.07.24 Thursday 23:43】 author : sayako oki
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著者近況
▼ようこそいらっしゃいました! こちらはフリーランス音楽ライター沖さやこによる個人ブログです。熱量を大事にしながら、嘘をつかずに文章を綴っています▼「本音で語る音楽人」をテーマに掲げた音楽系ウェブマガジン「ONE TONGUE MAGAZINE(ワンタンマガジン)」を運営しています。自主制作なのでお金は絡んでません▼書くお仕事頂けたらとても嬉しいです。詳細はプロフィールをご覧くださいませ

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